司法書士・行政書士の兼業事務所で補助者として勤務していた頃のお話なんですが、本当にごく稀に自動車ディーラーから依頼が入ってくることがありました。それもかなり遠方の。
自動車の販売情報をインターネットで閲覧のうえ、遠くの都道府県までお客様が出向いて自動車を購入。そしてディーラーがお客様のお住まいの地域の行政書士事務所に車庫証明の依頼をするという流れなのでしょうか?
自動車のディーラーがほとんどすべての書類を作成し、「あとはやっといてください!」といった感じで切断。原本が必要なものがあったかどうかも覚えていませんが、車庫証明が必要な地域の警察署を調べて、そこに書類を持参する程度の業務内容でした。(当然単価は安かった記憶があります。)
行政書士の業務は多岐に渡り、行政庁が仕事先になります。そのため市役所が提出先のことがあれば、警察が提出先のこともあります。法務局に行くこともあります。脅すわけではありませんが、全ての役所が戸籍住民課のように親切なわけではなく、ガテン系の仕事を管轄する担当課などでは結構文句を言われたりします。あまりに横柄な態度を取っている係員の方が、お客さんにキレられている様子も見たいことあります。そばで聞いてて、自分がこの対応されたらいやだなーと思ってたので結構スカッとしました(笑)
業務については何でもやります!というよりは、ある程度絞りをかけている人の方がうまくいっている気がします。効率化や知識の蓄積の関係でどうしても専門家には勝てません。また車庫証明など安価な業務を専門とした場合、件数をこなさなければ売り上げにならないので、これも難しいところです。であれば、自動車関係の専門家というような売り方がいいのかもしれません。
他士業をメインとしているのであれば、様々な業務範囲に手を出しても問題ないとは思いますが、それならそもそも行政書士登録自体をすべきではないという結論になってしまいますし、難しいところです。
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