複数ライセンス

資格試験に合格するとその高揚感から別の資格にチャレンジしようという気持ちになってきます。資格を取ること自体が目的なら勉強をするに越したことはありませんが、実務で「あれもこれも」と考えているのでしたら、一旦待った方が良いかもしれません。

何故かというと、「司法書士兼○○士事務所」でいくつか勤務した経験から、それほどシナジーを感じなかったという部分が大きいからです。

比率として半々くらいであれば業務効率を上げるための工夫がなされているから問題ないのでしょうが、年に数件しかない行政書士業務をやる場合、調べながら時間を掛けて業務を行わなければならず、非常に効率が悪いので、そうであるなら司法書士業務に集中したほうが余程効率的と思います。また、行政書士の方としても専業司法書士に対しての方が案件を紹介しやすいのではないでしょうか。

ただ、同業者と差別化を図るために複数士業の登録をして業務の組合せをし、競合がいない状況を作り出すことは意味があると思います。例えば、英語・在留許可・会社設立とかの組合せなどです。そうすることで価格競争に巻き込まれることもないため、健全な士業事務所の運営ができる気がします。

執筆者
Rukh

Rukhと書いて「ルフ」と読みます。
元バンドマン司法書士。
音楽活動終了後、司法書士となる。
非効率的な勉強方法もたくさんしてきたため、
その経験を伝えるために本ブログを立ち上げました。

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司法書士実務
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