司法書士の同期にも即独した人間が何人かいます。補助者として経験を積んでいる人であれば全く問題ないと思いますが、司法書士事務所での勤務経験が全くない状態(もしくは配属研修のみ)で独立するのは中々苦労はするようです。
こういったことは、大体自分の経験と重ね合わせてバイアスがかかってしまうと「無理じゃないか」と思い込んでしまいますが、それでも即独を果たした同期達は見事に稼いでいます。手探りで業務をこなしてきたそのチャレンジには尊敬する他ありません。
とはいえ地方では司法書士事務所自体が少ないので、即独せざるを得ない合格者もいます。私の同期のうち一人は千葉県の都市部ですが、それ以外はみな都会ではない地方都市での開業です。令和元年以前、司法書士試験は各都道府県の50会場で行われていました(北海道は広いので4会場)。人口の少ない県だと合格者がその県で1人だけとか、該当者なしということもザラだったと思います。そういった会場の地域には当然司法書士の数が少ないことが予想されるため、合格後勤務できずに即独しなければならないということも想像に難くないでしょう。
もし即独を考えているようでしたら、補助者経験の豊富な同期だったり近場の先輩、それこそ配属研修のときにお世話になった司法書士と懇意にすべきだと思います。気軽に相談できる関係性の同業者がいない場合、下手すると詰みます。
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