私は答案構成用紙を完成させてから、それを答案用紙に反映させていくタイプでしたので、1問を解くのに時間がかかる方だったと思います。答案構成用紙を使わない方法で記述を解く人もたくさんいますが、普段の学習の時どうやっているのか疑問でした。私も一度試したことがありますが、同じ問題を繰り返してやる場合、コピーを取ったり消しゴムをかけたりする時間がかかります。それを節約したかったので500枚のコピー用紙を買ってきてそれを答案構成用紙と解答用紙として使用していました。
基本とした方法
伊藤塾の「答案構成力養成答練」を受講していたため、答案構成用紙の作成についてはその講義で伝えられた方法をトレースしました。しかし、そこから時間短縮の工夫をせずに本試験会場でもその方法で解答を進めると、時間が足りなくなってしまいました。
時間短縮をするために何をしたか
本試験で時間が足りないため、答案構成用紙を作成するのにかける時間を極力削っていこうと思いました。
以前のブログでも紹介しましたが、超速解司法書士試験記述式、司法書士 リアリスティック不動産登記法 記述式を購入し、その手法を組み込みました。例えば問題用紙に書かれている必要書類で、「この中から添付する書類の記号を答案用紙に記載せよ」と問題の指示があり;以下のように書かれているとします。
![](https://rukh.blog/wp-content/uploads/2024/12/image.png)
※令和4年の本試験問題から抜粋
これでは時間がかかってしまいますので、私は問題を読む際、以下のように目印をつけておきました。
![](https://rukh.blog/wp-content/uploads/2024/12/image-1.png)
字が汚くて申し訳ありませんが、趣旨の同じ書類は並べられているので、先に登記原因証明情報や、識別情報(権利証)、印鑑証明書などでグループ分けをしておくと後から探すのが楽になります。
また、細かい点ですが、画数の多い漢字を書くときは略字の多用や漢字を作ったりと工夫しました。これは答案構成用紙だけでなく、解答用紙もそのようにして、「勉強時間」を少しでも長くするようにしました。(よくある「権」という文字を「木又」と書く要領で、取締役を「取 糸又 役」と書くようなイメージです。商業登記でも、「株」などよく書く漢字は「K」。取締役は「ト」、監査役は「カ」、会計参与は「サ」、会計監査人は「会」としました。自分がわかればいいです。
最大の記述対策
答案構成にかける時間を短縮したり、問題用紙にしるしをつけておくような工夫の積み重ねも重要ですが、最大の記述対策は「時間を作ること」です。
時間を作るには、択一の時間を1時間以内で終わらせることです。記述に2時間たっぷり使うことができれば合格に足る答案を作成することができます。これはまた別に記事を作成します。
![](https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=3ZM76X+A9Q7G2+1G62+6O1Z5)
コメント