過去問の使い方

初めて過去問に触れるときはすぐに解答と解説を読むべきだと思います。まだ解けないからです。まずはその方法で過去問集を1周してみてよいのではないでしょうか。

本稿では、学習が進んできたときの過去問の使い方についてお話をします。

どんな過去問集を用意すべきか

ケータイ司法書士I 2025

うかる! 司法書士 必出3300選

司法書士 山本浩司のautoma system 新・でるトコ一問一答+要点整理 

この辺りがいいと思います。私は①②を実際に使用していましたが、③にも手を出してみようとしたことがあります。

共通点としては1問1答形式になっているので、核となる知識が選別された状態で提供されます。また見開きで設問ページと解説の表や要点まとめが見られるため、あいまいな知識があってもすぐにチェックできます。ただ、解説がコンパクトなため、深堀したい場合はメインテキストに戻るなどの工夫が必要になります。

個人的には②を繰り返しこなしたことで択一の基準点を越えることができるようになりましたので、実力養成期にはいいと思っております。

実際の使い方

上に書いた教材のどれか一つを用意したとします。例えば②の必出3300選を選んだとして、ページを開くと左側のページに設問と回答が記載されています。そこにチェックボックスが3つ程ありますので、まずは3回転させます。問題を解いたときにチェックボックスに以下の記号を書き入れます。

正解して、その理由まで答えられる→「○」

正解したが理由はわからない、適当に答えたら偶然正解した→「△」

不正解→「×」

「○」が三つ並んだ問題は、削除します。問題をどんどん削除していくことにより解くべき問題が減っていくので、回転数が上がり、解けなかった問題に触れる回数が増えていきます。問題を削除するのが不安とは思いますが、直前期などで一旦リセットするなど工夫をすれば大丈夫です。

5肢の問題集でもできるか?

もちろんできますし私は学習を始めた頃、5肢の問題集を使ってそうしていました。本試験と同じ5肢を分解して、1問1問解いていくことも効果としては同じですが、効率の面で考えたときにどうでしょうか。1問1答タイプの問題集(まとめ本)に比べ1周するのに時間がかかりますし、どうしても捨て肢のような問題が混じってしまいます。そこに時間を掛けたくないし、何度やっても間違う問題の可能性もありますので、できることはできますが、可能であれば上に書いた①~③までのものを用意しやりこむことを勧めます。

5肢の問題集を活用すべき時は他にあります。

執筆者
Rukh

Rukhと書いて「ルフ」と読みます。
元バンドマン司法書士。
音楽活動終了後、司法書士となる。
非効率的な勉強方法もたくさんしてきたため、
その経験を伝えるために本ブログを立ち上げました。

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